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金額

手数料?定価?上限?


なぜ定価? 定価って何?

「当社の仲介手数料は、契約金額の3.15%+6万3000円です゜物件の値引きには応じられても、手数料の値引きには応じられません」

大手の不動産会社は囗をそろえてそう言います。

たちの悪い営業マンは、「法律で決まっています」
とまで言います、宅建業者が受け取れる仲介手数料は、特段の理由がなければ、その上限が法律で決まっています。しかし、決まっているのは上限だけなのです。別に法律の規定以内なら、いくらで手数料を設定してもかまわないのです。

それなのになぜ手数料の上限で商売するのでしょう。悪しき前例は排除するという考えなのでしょう。つまり大手は、営業マンの数が多いため一人が理由もなしに手数料の値引きに応じてしまうと、他の営業マンの手数料値引きも認めなければならなくなるためです。

そんな会社の理屈を言っても、お客様には関係ないはずです。ブランドだから、信頼だからなんて根拠のない理由で大金を払うのですか?

確かにいくらで手数料を設定しても資本主義経済では、法律の範囲内では問題はありません。だからこそ大手以外でも安い、適正な会社があればそこに依頼することだって、選択肢の1つなのです。

「月次売上げ達成のため今月なんとしても契約してください」。来月から金利が下がるのを知っているのに、「今月どうしても決済して融資実行してください」。これは、大手財閥系仲介業者から言われたセリフです。契約の当事者は、売主と買主です。私たち仲介業者の都合で物事を進めるわけではないはずですが、「手付金は5%以上が会社の決まりです。それでなければ契約できません」など平気で要求します。仲介業者の決まりなど、当事者ではないのだから関係ないはずです。なぜ社内ルールを押し付けようとするのでしょう?
担当者はサラリーマンだから会社のルールに逆らえないのはわかりますが、会社のルールを仲介の立場で契約当事者に押し付けることが正しいこととは思えません。特にいつも感じるのは、月末近くの契約などの場合、無理やり月末に契約を押し込もうとします。

売主、買主だって仕事をしているのに、そんなことは関係ないという言葉を仲介業者から聞かされます。「契約する時間は夜中だって何だって構いませんから、どうしても今月の数字にしてください」など言われたことは、一度や二度ではありません。月末の仕事で疲れて帰って来て夜中に大事な不動産の売買契約をしろと言うのでしょうか?

月末なので会社の数字が足りないのでしょう。でもそれは当事者以外の話です。仲介業者のくせによくもまあそんなことを恥ずかしくもなく言えるといつも思っています。
実はお客様なんてそれほど多く抱えていないのです。「当社のネットワークで広く買主を探します」なんて大手に依頼すると言われると思います。しかし、一民間企業だけの持っているお客様よりも、市中の不動産会社の抱えているお客様の総数のほうが間違いなく多いのは明白です。つまり大手ネットワークよりも、レインズというネットワークを使うことにより、中小の不動産会社だって大手と何ら遜色のない不動産売却が行えるのです。

そうなると、会社の理論を押し通す大手と中小の不動産会社に違いはほとんどなくなります。大手だからすべて悪いということではありません。企業なので自社の利益追求は当然なことですし、社員の問題もあるでしょう。盲目的に大手を信奉することがいけないのです。自分が大手企業に勤めている人、マスコミや権威に弱い人などに、そのような傾向が強いようです。

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