客に真実を言えないのはなぜ?
本当のことを言えないわけもある
不動産売却における難しいところですが、買主さんに向かって「値下げしましょう」の一点張りでは信用もなくしますし、他社からのアプローチに対しても言い訳できません。他者からのアプローチとは、いくら専任媒介契約を買主さんと締結しても、そんなことはお構いなしに直接売主さんに対して「当社がこの物件を売りますので任せてください」なんてアプローチをかけてくる業者もたくさんいるからです。
そうなると、売主さんだって心が動きます。専任媒介を締結しているA社は値下げばかり言うけど、「今度来たB社はお客もいるようだし、値下げしなくても売れると言ってくれている。媒介契約も3ヶ月になろうとしでいるし、他社に任せようか」なんて思われるのが怖いのです。
しかし、これでは前出の査定の件との繰り返しなのですが、やはり売主さんにとっては良い言葉ばかり信じたくなります。営業マンはそれを知っているので、本当のことが言えない場合もあるのです。
「売主が悪い」と言っているわけではありません。業界の仕組みが悪いのですが、信じてみることが最良の手なのです。信頼関係の欠如が売れなくなる原因だと思います。相互の信頼が一番大切なのは事実ですが、お互いが疑心暗鬼では、物事が先に進みません。高額のお金が動きますので、不動産業者同士の仁義なき戦いは続くのです。
不動産売却委任先の決定権は、当然なことですが、基本的に不動産会社はありません。多数ある不動産会社から選ばれるのを待つだけなのです。だから断られないように本当のことが言えない場合もあるのです、不動産はそういう微妙なところがあるので難しいのです。
記事はお役にたてましたか?
記事にご興味をもっていただけましたら、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです^^