家の売却価格を決めるのは難しい、誰が決めるの?妥当な価格は?
家の売却価格を決めるのは難しい、誰が決めるの?妥当な価格は?
あなたは、家の売却方法をご存じでしょうか?
もし、あなたが持ち家を売りたいと思った場合、まずは、最寄りの不動産業名に連絡をすることになるでしょう。
連絡を受けた業名は早速あなたの家にやってきて、次のようなことを話すはずです。
「ご相談いただき、ありがとうございます。お客様の家は駅から近いよい物件ですね。この資料をご覧になっていただければ分かると思うのですが、この近所で、この大きさで、この築年数の1戸建て建ての場合、だいたい4000万円前後で売りに出されています。ですから、お客様の家も4000万円で売りに出せば、いずれ買い手が見つかる可能性があります。買い手に安いと錯覚させるような価格ということで、3980万円はいかがでしょうか?ただし、もし急いで売りたいということであれば、3900万円で売りに出せば、早く買い手が見つかる可能性があります」
「なるほど。つまり、この家の価格は4000万円ということですね。でも、こちらの広告では、この近所の一戸建てが4500万円で売りに出されていますよ。
この家だって、それくらいの価格で売りに出せるんじやないですか??」
「うーん、そうですね。そちらの家は駅から徒歩3分と近いうえ、築年数も浅く、面積もこの家より広いんですよね。不動産の価格は坪単価といいまして、単位面積あたりの価格が同じでも、やはり広い家のほうが価格も高くなります。
お客様もそのことはよく分かっているので、この家は4000万円以上の価格をつけると売れませんよ」
「でも、この家だって、建てたのは結構前ですが、数年前に全面的にリフォームをしているんです。リフォーム代金だってかなりかかっているし、4000万円じゃ売る気になれません。何とかもっと高い価格で売りに山せませんか?」
「困りましたね。もちろん、売り出し価格は売り主さんの自由につけることができるのですが、4000万円以上にされると、買い主を見つけることが非常に難しくなります。何とか、4000万円でご納得していただくことはできないでしょうか?」
「できません!」
これは非常によくあるケ-スです。売り主はできるだけ高い価格で売り出したいと考えています。
しかし、不動産業者の仕事は買い主を見つけて売ることです。
ですから、買い主が見つかりやすい価格で売り出したいと考えます。そのため、例えば次のような事態も起こってきます。
「お客様、いいニュースです。この問見学にいらした方から、この家を買いたいと連絡をいただきました」
「本当ですか。よかった。4ヵ月待ったかいがありました」
「でも、ちょっと問題があります。先方は、3900万円なら買いたいとおっしやっているんです」
「え!だって、この家は4000万円の価格で売りに出しているんですよ」
「はい、そうです。でも、先方は資金的な問題があって、3900万円までしか出せないと言うんです。どうしますか?
3900万円で売りますか?それともお断りしますか?
あるいは、間をとって3950万円なら売ってもいいと返答しましようか?」
「4000万円じゃなきや、売りません!」
「でも、せっかく見つかった買い主さんですよ。この機会を逃すと、次の方が見つかるまでにまた何力月も待つことになるかもしれません。何とか妥協することはできませんか?」
「できません!」
これもよくある話です。不動産は高額な買い物であるだけに、価格交渉もよく行われます。しかし、何十万円という金額を値引きするのは、売り主にとってはちょっとした決断が必要です。
買う側は気軽に「数千万円出すのだから、端数の数十万円くらいまけてよ」などと値引きを要求してきがちですが
売る側にとっては簡単に受け入れられる金額ではありません。
可能であれば1万円でも2万円でも高く売却したいのが、売る側の心理だからです。
家を売るというのは、ほとんどの人にとって一生に一度か二度しかない、大きなイベントです。
その価格もたいていは数干万円になりますから、決しておろそかにしていいものではありません。
なにしろ、売却価格がたった1%下がるだけで数十万円もの違いが出てきます。
たった1%でも、売る側にとってみれば訳差の範囲では済まない金額です。
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